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PACIFIC ENDODONTIC RESEARCH FOUNDATION JAPAN

【抜髄後の痛み】

①診断の誤り(根尖歯髄まで感染が進み根尖性歯周炎との境界領域疾患である場合)

②残髄炎(残遺歯髄の歯髄炎)

③根管内血餅

④再感染(軟化象牙質、開拡窩洞、仮封の不備等)

⑤偶発症(根管壁穿孔など)

⑥歯周疾患関連

⑦未処置根管の存在

根管内に原因があると限定して考えますと、多くの場合根管清掃の不備とう窩の処置に問題があるようです。ちょっと書き切れませんが術後疼痛を訴える患者さんの根管内をマイクロスコープで観察すると清掃の不備が多くの症例に認められます。感染の状況に応じて適切な根管拡大を行い加えて徹底的な洗浄を行うことが大切です。この点に関して言えば根管治療薬の選択よりも重要であると考えています。一法として根管内の加温洗浄も効果的です。次亜塩素酸ナトリウム溶液(5%程度、ネオクリーナーなら倍希釈)を50℃以上に温め(私は紙コップに熱湯を入れて湯浴しています)洗浄します。洗浄の効果はマイクロスコープで確認できればより効果的です)特に過酸化水素との交互洗浄は必須ではありません。最終的に超酸性水や精製水で洗浄します。一度試みて下さい。

【感染根管の場合】

さらに一歩進んだ洗浄が必要です。また根尖孔の必要以上の拡大は未処置領域を残すことにもなります。根尖部バイオフィルムはやっかいです。要に応じて根管治療だけで無く投薬による処置も行っています。歯周内科のエンド版ですが根尖部バイオフィルムに関しては様々な観点からの対応が必要だと思います。拡大後の急性発作は様々なタイプのアレルギー反応です、治療用機器のinstrmentationや拡大手順にも留意する必要があるでしょう。いずれにしてもマイクロスコープは必須アイテムです。